AnuCal(年間俯瞰カレンダー)|予定の“詰め込み”を、1年の景色で止める
週や月の画面だけ見ていると、「今年どうなるか」がずっと霧の中のまま。AnuCalは、1年をまとめて俯瞰して、長期計画の現実味を取り戻すための年間カレンダーサービスです。
第1章:その予定、週の中では正しく見えても“年の中では危ない”
カレンダーが埋まっていくほど、逆に不安が増えることがある。
仕事の締切、個人プロジェクト、学習計画。どれも真面目に週次で管理しているのに、気づいたら「大事な山」が同じ時期に重なっていて、後半にツケが回ってくる。こういう事故って、日・週・月の見え方だと起きやすいんだよね。
AnuCalは、週や月ではなく“1年をまとめて俯瞰”できる年間カレンダーサービス。短期の予定管理だけでは見えにくい、長期計画の無理、予定の偏り、詰め込みすぎを視覚化してくれる。言い換えると、「今年の時間の使い方」を一度フラットに並べて、現実的なスケジュール設計へ戻す道具。
「今週の最適化」から「今年の整合性」へ視点を引き上げるのが、AnuCalの強み。
友達にすすめるならこう言う。週次ToDoが強い人ほど、年単位の見取り図が抜けて詰むから、一回これで“年間の地形”を見たほうがいい。
第2章:年間を“フラットに眺め直す”と、計画と振り返りがつながる
予定って、粒度が小さいほど「正しい気がする」のが厄介。
AnuCalの根っこにあるのは「年間を俯瞰する」という発想で、Obsidianを軸にしたネットワーク型ノート活用術で知られるNick Miloさんの思想に影響を受けた、と開発者が明言している。ここが個人的に信用できるポイントで、単なる“表示形式の違い”じゃなく、思考のリズムまで変える狙いがある。
1年を一度フラットに眺め直すと、計画・行動・振り返りが同じ地図の上に置ける。例えば、春に新しいことを始めがちなら、その偏り自体が見えるし、夏以降に重要タスクが寄っているなら、そこへ向けた準備期間が足りているかを疑える。短期カレンダーで「空いてる日に詰める」を繰り返すと、年末だけが地獄になるけど、年間俯瞰だと“詰めた結果の未来”が見えるから、設計の段階でブレーキが踏める。
年間俯瞰は、予定管理というより“行動の編集”に近い。
しかも用途は限定されていない。仕事でも、個人プロジェクトでも、学習計画でもいい。「1年単位で偏りや詰め込み具合を確認したい人」に向いている、というQ&Aの言葉がそのまま刺さるはず。
第3章:できることはシンプル。だから、効くところに効く
機能が多いほど救われる、とは限らない。
AnuCalの主な機能は、刺さる人には一直線。1年を連続した年間ビューで一望できること。Googleカレンダーと連携できること(終日イベントにも対応)。そしてカテゴリ分けで、予定の性質を色などで可視化できること。これだけで「今の自分の詰め方」がかなり露骨に見える。
まず年間ビューが“連続したタイムライン”になっているのがポイントで、月ごとに区切って安心する逃げ道がない。密度の濃い期間は濃く見えるし、偏りも一目で分かる。さらにGoogleカレンダー連携で、普段の運用を崩さずに年間俯瞰へ持ち上げられるのが現実的。終日イベントが表示できるのも地味に効く。休暇、出張、集中期間みたいな「時間を占有する塊」が年の景色に出てこないと、計画って平気で嘘をつくから。
年間を見て、偏りを知る。
カテゴリで、予定の“種類”を分ける。
Googleカレンダーの予定も、同じ景色に載せる。
派手な機能より、「年間ビュー+連携+カテゴリ」の組み合わせが強い。
なお、開発は現在も継続中で、実際に使いながら改善を重ねて体験を磨き込んでいる段階とのこと。変化していく前提のサービスだから、早めに触って“自分の使い方”を作っておくと後でラク。
第4章:使いどころは「定番→意外→さらに意外」で増えていく
最初は仕事用に入れるのに、気づくと生活にも侵食してくる。
定番は、仕事やプロジェクトの年間計画。繁忙期の波を見て、前倒し・後ろ倒しを決めるだけで消耗が減る。次に意外なのが、学習計画の“分量調整”。試験日や締切から逆算しても、実際は旅行やイベントで学習が飛ぶ。年の密度が見えると「飛ぶ前提」で配分できる。さらに意外なのが、家族や個人のイベント管理。誕生日、帰省、通院みたいに終日で入る予定こそ、年のどこに固まっているかが重要だったりする。
| 利用シーン(定番→意外→さらに意外) | 年間俯瞰で起きる変化 |
|---|---|
| 仕事・個人プロジェクトの長期計画 | 忙しさの波を見ながら調整でき、詰め込みすぎに早めに気づける |
| 学習計画(資格・語学・研修など) | 予定の偏りが見えて、途中で折れない分量に事前調整できる |
| 生活イベント(終日予定が多い予定) | “動けない期間”を前提に設計でき、現実的なスケジュールになる |
予定の管理というより、予定の“配分”が上手くなる。
この手のツールは「使い方が分からない」より「見えてしまうのが怖い」が最大の壁なんだけど、AnuCalはそこを優しく突いてくる。見えるから、直せる。直せるから、続く。
第5章:無料のうちに、まず3ステップで“今年の見取り図”を作ろう
使い始めの一歩が軽いサービスは、だいたい続く。
AnuCalは現在無料で利用でき、将来の提供形態は利用状況を見ながら検討していく、というスタンス。だからこそ、気になるなら早めに触って、あなたの1年を一度並べてみたほうがいい。完璧な運用ルールを作る前に、「見える状態」を先に作るのがコツ。
Step1:まずは https://app.anucal.com にアクセスして、年間ビューで“空白の年”を眺める。
Step2:Googleカレンダー連携をして、終日イベント込みで現状の予定密度を載せる。
Step3:カテゴリ分けで、仕事・学習・個人プロジェクトなど性質を分けて、偏りを見つけたら配置を動かす。
“予定を入れる”より先に、“年を設計する”ができるようになる。
開発者自身が複数の個人プロジェクトを並行して進める中で「週や月ではなく、1年単位で全体を見渡したい」と感じたのがきっかけで、今も日常的に使いながら「本当に役に立っているか?」を基準に改善を続けているとのこと。道具が現場で鍛えられているのは、ユーザー側にとって安心材料だと思う。
友達にすすめるなら最後にこれだけ。1年を見ないまま頑張るの、そろそろやめよう。
1年を一望できるだけで、予定は“管理”から“設計”に変わる。
おすすめの試し方:まずはGoogleカレンダーを連携して、終日イベント込みの“今年の密度”を年間ビューで見てみてください。